東京マラソン2023活動報告 (関東ブロック他)
日時:令和5年3月5日
場所:皇居外苑馬場先エリア
2022年12月、東京マラソン財団より「フィニッシュエリアにおけるランナーサービス」について東京支部へのオファーがありました。新型コロナ蔓延の為、東京マラソン2020では一般の部が中止、2021では感染症対策の為ランナーケアサービスの実施が無い為オファーはありませんでしたが、2023では感染症対策を取りながらの実施となりました。
今大会は感染症対策に関する同意書、参加スタッフの当日の健康調査表の提出が求められました。また、フィニッシュ後のランナー分散化を図る為、活動スペースの狭小化によりテント2張での活動となりました。
スタッフ確保については、少数参加での募集をしたところ15名の会員から協力を得られました。今大会では主催者側によるベッドの用意が無く、会員のポータブルベッドを持ち込んでの活動となりました。
テント2張のスペースである為ベッド6~7台配置するのが限界となり、トレーナー二人一組にて交代で活動を行いました。
・「利用者」は134名、分散化による影響でしょうか、外国人ランナーは7名(5%)と少数でした。「年齢」は40代45名(33.6%)、30代30名(22.4%)、50代29名(21.6%)の順でした。
・「性別」では男性124名(92.5%)、女性10名(7.5%)でした。
・「希望する部位」は大腿52名(38.8%)、下腿46名(34.3%)、膝14名(10.4%)、背・腰13名(9.7%)。
・「希望するケア」はマッサージ105名(78.4%)、ストレッチ14名(10.4%)、アイシング5名(3.7%)の順でした。
・「処置」はマッサージ117名(87.3%)、ストレッチ81名(60.4%)、アイシング15名(11.2%)でした。また、「利用者へのアンケート」については「満足度」が大変満足94名(71.2%)、満足34名(25.8%)、普通3名(2.3%)、「今後の利用」については、利用したい127名(96.2%)、どちらともいえない3名(2.3%)の結果となりました。
当初は関東近隣での参加トレーナーを募集する予定でしたが、遠方からのご支援もあり活動を全うすることができました。また、ランナーの体調急変による緊急事態もなく無事に活動を終えることができ、ここに関係者一同心より感謝を申し上げます。
文責:今井裕之(関東ブロック・埼玉支部)

第45回全日本軟式野球選手権大会トレーナー活動報告 (兵庫・和歌山・滋賀支部)
日時:令和4年11月14日(月)〜18日(金)
会場:くら寿司スタジアム、大阪シティ信用金庫スタジアム、南港中央球場、住之江公園球場
参加者:五反田重夫、中村哲郎、岩坪亮弘、香西直樹(兵庫支部)、辻佳将(和歌山支部)、田中清久、高須英世(滋賀支部)
【結果】
・派遣回数 11回
・処置人数 9名
・施術内容 テーピング、アイシング、コンディショニング、脳震盪の確認
【考察】
開催期間中、天気も良く気温も日中はこの季節にしては暑いくらいの気温でした。例年に比べると負傷者も多くみられ、救護員としての役割を全うできたかと思います。
私が救護していて感じたことですが、選手がフィールド内でケガをしたり異常があった場合、ほとんどの選手がベンチ内で処置をする傾向がありました。ケガをしたからといって直接トレーナーを頼ることは少なく、チーム内で簡単に処置して終わらすことが多いようです。
選手に異変を感じた場合はこちらから声を掛けて状態を把握し、適切な処置をしてあげることが重要だと感じました。選手たちが持っているテーピングなどは種類も少なく限られた場面でしか対応できないので、トレーナーがいろんな状況に対応できるように、道具も揃えておかないといけないなと思いました。
報告:香西 直樹(JATAC兵庫)


2022KOBE六甲全山縦走大会トレーナー活動報告 (兵庫支部)
日時:令和4年11月13日(日)
会場:摩耶山掬星台
参加者:五反田重夫、中村哲郎、小山裕三、香西直樹
【結果】
・エントリー数 1960名
・当日出場者 1540名
・処置人数 18名
・施術内容 コンディショニング、テーピング、包帯固定
【考察】
3年ぶりに行われた今大会は、大雨の中開催され、足元がぬかるむ状態でブルーシートを敷いたりして対応しました。ブース内でも、受付、施術者、ベッドの消毒など、それぞれが役割を担い、順番に交代しながら救護を行いました。例年に比べると気温も高く、大雨ということもあって負傷者の人数は少ない結果となりましたが、「救護ブースがあってくれて助かった」「楽になりました。この先も頑張れそうです。」などのお言葉を頂き、我々の存在意義を再確認することができました。
処置は主にコンディショニングを行いましたが、膝の痛みに対する包帯固定や足関節捻挫のテーピング固定なども行い、日々培ってきた技術を遺憾なく発揮できたかと思います。
報告:香西 直樹(JATAC兵庫)


第2回全日本大学軟式野球選抜大会トレーナー活動報告 (長野支部)
・主催:全日本大学軟式野球連盟
・主管:全日本大学軟式野球連盟
・日程:令和4年8月22日(月)〜8月26日(金)
・会場:長野オリンピックスタジアム・県営長野球場・県営上田球場・中野市営球場・佐久運動公園野球場
・人員:原和正、篠崎裕一、高原義勝、山崎裕、佐藤晃次、大口友久
長野県柔道整復師会会員5名
・初めに
今大会は全日本大学軟式野球選手権大会として第43回までこの名称で2020年まで行われて来た。2021年より全日本大学軟式野球選抜大会として名称が変わり、今回第2回目の大会となった。全国223校からなる23連盟の地区の代表30校が、長野県の5会場で熱戦を繰り広げた。
JATAC長野支部としては平成25年、第36回大会よりトレーナー活動を行っており選手、大会関係者のコンディショニング及びケガの対応を行って来た。しかし第43回選手権大会、第1回選抜大会はコロナ渦での会員の安全を考慮しトレーナー活動を辞退した。
今大会もコロナ渦での開催だったため主催者側の依頼によりコンディショニングの対応はせず、ケガの対応を主に行った。
・結果:利用人数のべ5名。アイシング3件、テーピング2件、手技療法2件、固定1件
・一塁ベース上で打者、一塁手との接触事故で負傷。2人とも下腿部の打撲
・スライディング時に左小指を捻じり負傷、腫脹・皮下出血が出現したため疼痛、圧痛等から骨折を疑い固定
し病院へ搬送。
・6月頃に前十字靭帯断裂し今大会が終了したら手術予定の選手を2日間にわたりテーピング固定し出場。
・まとめ
今大会中はコンディショニング、疲労等のケアはしなかったため、利用人数は少なかった。全27試合あったがケガの対応は3名と少なくてすみ大会がスムーズに行われた。前十字靭帯損傷の選手へのテーピング固定も試合後、選手が感謝を伝えに来てくれた。
例年平日開催の大会のためトレーナー参加者がJATAC長野だけでは集まらない状況になってきた。そこで、今大会から公益社団法人長野県柔道整復師会にもお願いし協力して頂けるようになった。公益社団法人長野県柔道整復師会会員の協力のおかげで、平日5日間の13会場をなんとか担当することが出来、大会の救護、トレーナー活動が行えた。
JATAC長野支部は会員の年齢層が高くなってきているため活動参加を見送る会員が増えている。若いJATAC長野支部会員が増えこの活動に興味を持って頂けると幸いと思う。
来年以降も大学軟式野球大会の成功のため協力していきたいと考えている。
(JATAC長野支部 大口友久)
posted by jatac-atc at 22:55|
トレーナー活動