(財)柔道整復試験研修財団の主催によりと柔道整復学とその境界領域としてのスポーツ科学分野を重視した研修会「スポーツ科学講習会」が東京及び大阪において10か月間にわたり開講された。その修了者184名より平成7年7月16日、皇居前のパレスホテルにおいて当会の設立総会が開催された。会長に小野清子参議院議員(当時)を推薦し当会は発足した。
アスリートから高齢者までの幅広い年齢層を対象としたスポーツ活動を支援する医療専門家集団としての旗揚げであった。参加者全員により、ジャパンアスレチックトレーナーズ協会として命名され、略称JATAC(Japan Athletic Trainers Association for Certification)が全員一致で承認された。
これまで、医療とスポーツの境界領域に関する多くの諸手法等については経験が乏しく学術的にも未成熟であった。例えば高齢者のアンチエイジングにスポーツ科学分野のトレーニング手法を併用すること等、高齢社会を迎える今日、極めて重要な課題となる事も視野に入れた船出であった。さらに他業種との協同作業が望ましいとの結論に至り、職種に関わらず会員を募り、賛同した有志らによって設立された。
10ケ月間に及んで実施された試験研修財団主催の研修会「スポーツ科学講習会」はスポーツ医学、スポーツ科学A(自然科学)、スポーツ科学B(人文・社会科学)及び研究討議と幅広い実技を含む研修内容であった。
![]() 小野会長の挨拶 |
![]() 小野会長から認定証の授与 |
![]() 全国からの参加者 |
![]() 千代田区のパレスホテルにて |
![]() 東京会場 |
![]() 大阪会場 |