JATAC|特定非営利活動法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会

特定非営利活動法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会
Nonprofit Organization Japan Athletic Trainers Association for Certification

スポーツ外傷・障害予防の立場からスポーツを支えるために NPO法人JATAC事務局
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2010年11月01日

第9回JATAC全国活動報告会 平成16年4月17日(土)、18日(日) 於:兵庫県柔道整復師会館

第4回大会(平成11年、大阪体育大学)以来の関西地区開催となった今大会は、雨と風に祟られた昨年とはうってかわって初夏を思わせるような天候に恵まれ、二日間を通じて過去最多の317名の参加がありました。

  • 一般発表:22題(口頭発表11題、誌上報告11題)
  • 特別講演「実践スポーツ内科学」
    講 師:賀来正俊氏(賀来医院院長、KOBE SPORTS ACADEMY代表)
    司 会:根來信也(NPO法人JATAC兵庫)
  • 特別企画パネルディスカッション「柔道整復師のトレーナー活動の将来展望」 座長:岩本芳照(NPO法人JATAC兵庫)
    演者
    牛島詳力(NPO法人JATAC大阪)−NATAとの比較
    原 和正(NPO法人JATAC長野)−トレーナーの組織作り
    根來信也(NPO法人JATAC兵庫)−救護活動とトレーナー活動
    荒川利夫(関西健康科学専門学校)−柔整養成校の立場から
  • ワークショップ「スポーツビジョンの基礎と実践」
    講師:田村知則氏(田村スポーツビジョン研究所代表)
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大会初日のワークショップ田村先生
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年次総会。15年度決算、新役員等が承認された。
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懇親会。中野新理事による乾杯。
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大会2日目。満員となった会場。
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特別企画のパネリスト。左から荒川氏、根來・原・牛島会員。
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賀来先生による特別講演

大会レポート

  • 今回のパネルディスカッションのようなテーマは過去数回にわたり「組織の将来」について論じられてきた。そこで今回は柔道整復師個々の視点からの将来展望を試みた。4人のパネリストにそれぞれの立場から口演頂き、活動の意義や経済的効果、今後の課題などについて話し合った。一人目の牛島詳力会員は「NATA−ATCと柔道整復師、日本の競技スポーツ現場での活動比較」と題し米国での資格取得者の意見を、二人目の原和正会員からは「トレーナーの組織作り」と題するも積極的な活動の意義及び有効性を、三人目の根來信也会員は「救護活動とトレーナー活動から救護トレーナー活動へ」と題して初期の活動からの変遷と今後の展望を、最後に荒川利夫氏からは「柔道整復師養成学校教員の立場より」として学校の取り組み方、業界全体の将来への課題などを熱弁頂いた。苦難の時代を迎える柔道整復師にとってトレーナー活動が明るい未来への活路となるように祈りを込めた企画だったともいえる。(岩本芳照、特別企画座長)
  • 「実践スポーツ内科学」はスランプについてのお話しが中心であり、ユーモアにあふれており、楽しく拝聴することができました。「根性がない」など精神的問題になりがちであるが、原因の90%は内科的疾患であり、RECKS(R:練習、E:栄養、C:治療、K:休養、S:睡眠)を適切に実施していくことにより防げる疾患でることがわかり、内科的疾患を念頭に置き指導を行う重要性を痛切に感じました。(根來信也、特別講演司会)

平成16年4月17日〜18日、兵庫
第9回全国活動報告会(2004)
講演:実践スポーツ内科学 −トレーニング医学・コンディショニング医学・スポーツメディカルチェックー
賀来 正俊(賀来医院院長、KOBE SPORTS ACADEMY代表)
ワークショップ:スポーツビジョンの基礎と実践
田村 知則(田村スポーツビジョン研究所代表)
パネルディスカッション:柔道整復師のトレーナー活動の将来展望
―NATA―ATCと柔道整復師、日本の競技スポーツ現場での活動比較―
牛島 詳力(大阪支部)
―トレーナーの組織作り―
原  和正(長野支部)
―救護活動とトレーナー活動から救護トレーナー活動へー
根來 信也(兵庫支部)
―柔道整復師養成学校教員の立場よりー
荒川 利夫(関西健康科学専門学校)
救護トレーナー講習会を開催して
根來信也(兵庫)、外林雅夫、本田崇、嵯峨山潔、中安史夫
NTT西日本バレーボール部トレーナー活動報告
浅田 雅之(兵庫)
第12回全国移植者スポーツ大会活動報告
佐藤 勇司(北海道)、菊地 晃、大泉 賢司
原始林クロスカントリー大会における試み
小野寺 恒己(北海道)
03’JATAC NAGANO活動の一年
原 和正(長野)
滋賀支部定期研修会活動報告 ―水中運動<アクアセラピー>講習会―
前田 剛伸(滋賀)
NPO法人JATAC和歌山活動報告
三木 康至(和歌山)
第33回関東中学校バスケットボール大会トレーナー活動報告
今井裕之(埼玉)、竹内貢、相原雄一、遠藤慎二、高橋和之
日本スポーツマスターズ2003におけるトレーナー活動並びに「支えるスポーツ」について
岸田 昌章(和歌山)
兵庫県大屋スキー場救護活動報告
高畑 仁(兵庫)、森澤 大
第14回誠道会空手道富士見大会における救護トレーナー活動報告
遠藤 慎二(埼玉)、加藤 秀明、高橋 和孝
アメリカからの活動報告
竹内 繁(埼玉)
米国アスレチックトレーナー・ワークショップ参加報告
渡辺 英一(神奈川)
平成15年度JATAC NAGANO支部南信ブロック活動報告
伊東 功一(長野)、佐藤 賢司
平成15年度高等学校部活動の支援活動
小澤 成幸(長野)、荻上 良尚
高校生野球部員のアンケート調査
母袋 直也(長野)、金児 充、西村 公紀
長野県中学校体育大会中信支部における救護活動報告
権藤俊和(長野)、中島今朝光、高田保、荻上良尚、小澤成幸、武井丈尊
2003年度シーズン・トレーナー活動報告―チームと医療機関の連携の重要性―
安藤 公規(福井)
カリフォルニア州立高校での活動報告
小高 行雄(愛知)
S.A.Qトレーニング講習会を開催して
岡田 浩幸(滋賀)
柔道整復師のスポーツ救護手法のシステム化
岡本 武昌(大阪)

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posted by jatac-atc at 09:00| 全国活動報告会