第2回大会(平成9年)以来の2度目の長野開催となった今大会は、長野支部設立10周年記念大会と合わせて行われた。
- 一般発表:20題(口頭発表10題、誌上報告10題)
- 特別講演T「スポーツ現場で発生したトラブル」
講 師:鈴木英二(NPO法人JATAC特別会員・長野支部顧問・鈴木英二法律事務所)
司 会:猪股俊二(NPO法人JATAC専務理事) - 特別講演U「腰痛を伴うリウマチ性疾患との鑑別」 講 師:金物壽久(NPO法人JATAC理事・長野赤十字病院整形外科部長) 司 会:岩田 勝(NPO法人JATAC理事・大阪体育大学)
- 特別講演V「野球肩・野球肘の現状と対策」
講 師:吉松俊紀(千曲中央病院整形外科部長)
司 会
吉松俊一(NPO法人JATAC特別会員・長野支部顧問・千曲中央病院名誉院長)
岩本芳照(NPO法人JATAC理事・兵庫支部) - 特別講演W「メタボリックシンドロームに有効かつ効果抜群のノルディックウォーク」
講 師:中野偉夫(NPO法人JATAC理事・静岡大学名誉教授)
司 会:増原光彦(NPO法人JATAC理事・大阪体育大学) - ノルディックウォーク実技講習「オリンピック選手と共に歩き楽しみましょう」
指導者:駒村俊一、成瀬野生、山室忠、小境啓之、服部正秋
司 会:原 和正(NPO法人JATAC理事・長野支部) - 特別企画シンポジウム「スポーツ障害(腰痛)を持ったアスリートの評価とトリートメント
司 会:片岡幸雄(NPO法人JATAC理事・千葉大学)
演 者
岡田啓次(岡田内科)−医師(内科医)の立場から
原 和正(NPO法人JATAC理事・長野支部)−柔整師ATの立場から
今村和久(NPO法人JATAC長野支部)−鍼灸師ATの立場から - ワークショップ「オステオパシーの評価法とトリートメント(腰痛)」
講 師:高木邦彦(日本オステオパシー研究会会長)
司 会:原 和正(NPO法人JATAC副会長・長野支部)
![]() 大会会場の勤労者女性会館しなのき |
![]() 特別講演Uの金物先生 |
![]() 高木先生の手技(ワークショップより) |
![]() 祝賀会で挨拶する小野会長 |
![]() 実演を交えた中野先生の講演 |
![]() 権藤商店街でノルディックウォーク |
大会総括
昨年のJATAC10周年につづき、本年はJATAC NAGANOも 10年を迎え第11回全国活動報告会並びにJATAC NAGANO設立10周年記念式典が盛大に行われた事を報告すると共に、今回の大会の内容につきましては、参加できなかった会員は大変有意義な勉強をする機会を逃したのではないかと思うほど、特別講演が充実したものであったと自負いたしております。
今回一番気にかけていた事は、特別講演の一つ『メタボリックシンドローム予防効果抜群のノルディックウォーク』と題し、理論を静岡大学名誉教授である中野偉夫先生にお願いし、この大会の最後に、地元トリノオリンピック代表選手らによる指導で行う実技講習でした。当初、市内中学校のグランドを予定しましたが、悪天候になった場合中止しなければなりません。このことは鳥羽卓事務局の発案「長野市内権堂商店街アーケード内において行う」で解決しましたが、道路使用許可を取るために警察はもとより権堂商店街事務局に説明に出かけ許可をいただくのが大変でした。しかし、一般市民の前で実技講習をすることの意味は大変大きなものがありました。翌日の信濃毎日新聞に、その写真が掲載され記事になりました。あれほど多数の会員が、最後まで残り講演会実技を盛り上げていただき感謝いたします。
そして、今回気づいて欲しいのが大会誌における後援団体です。県教育委員会、県体育協会、県高体連、県中体連、スポーツドクター協議会等、マスコミ関係はすべて網羅し、NHKまでも後援団体に入りました。他地区で開催の際は、この記念誌を使えば後援団体を集めるのが楽になるのではないでしょうか。
最後にレセプションの中で、福岡の田中和夫先生方がオリンピックの招致活動をしておられ協力できてよかったと思います。福岡にオリンピックを招致できることを心より祈念申し上げます。(文責 大会実行委員長 西條賢治)
※この文章はニュースレポート第36号に掲載したものです
第11回全国活動報告会、(JATAC NAGANO設立10周年記念大会、2006) |
---|
講演:腰痛を伴うリウマチ性疾患との鑑別 金物 壽久(JATAC理事・長野赤十字病院整形外科部長) |
講演:スポーツ現場で発生したトラブル 鈴木 英二(鈴木英二法律事務所、JATAC NAGANO顧問) |
講演:野球肩の現状と対策 吉松 俊紀(千曲中央病院整形外科部長) |
講演:野球肘の現状と対策 吉松 俊一(千曲中央病院名誉院長、JATAC NAGANO顧問) |
講演:メタボリックシンドロームに有効かつ効果抜群のノルディックウォーク 中野 偉夫(JATAC理事・静岡大学名誉教授) |
ノルディックウォーク実技:オリンピック選手と共に歩き楽しみましょう 駒村俊一、成瀬野生、山室忠、小境啓之、服部正秋(トリノ五輪クロスカントリースキー代表選手) |
ワークショップ:オステオパシーの評価法とトリートメント(腰痛) 高木 邦彦(日本オステオパシー研究会会長) |
シンポジウム:スポーツ障害(腰痛)を持ったアスリートの評価とトリートメント ―内科医からみたスポーツと腰痛― 岡田 啓次(岡田内科) ―柔道整復師ATとしてのバッケイクのスポーツ外傷・障害の評価と対応― 原 和正(長野支部) ―スポーツ鍼灸師の立場から― 今村 和久(長野支部) |
JATAC NAGANOこの一年 西條 賢治 レスリング競技にかかわって 小嶋 國彦 第29回全日本都市対抗テニス大会(のじぎく兵庫国体リハーサル大会) 五反田重夫、岩本芳照 国体帯同活動報告 過去3年間を振り返って 窪田 勝、野竹富士雄、土岐伊智雄 高校野球部員の体格調査 母袋 直也 江別市におけるスポーツ支援と地域支援 小野寺 恒己 BODY STATION golgi(ボディーステーションゴルジ)の開設まで そしてその後の1年 岸田 昌章 テーピング講習会に招かれて 高須 英世 平成17年度JATAC和歌山活動報告 渡瀬 喜正 JATAC NAGANO 10年の歩み 原 和正 第37回春の高校バレーにおけるトレーナー活動報告 遠藤 慎二 四年制大学卒業後のインターンシップ 竹内 繁 JATAC NAGANO南信ブロックの10年 伊東 功一、伊藤 睦、野口 邦冶 長野県クロスカントリースキーの強化指定選手のサポート活動の歩み 篠崎 裕一、原 和正 長野県ボート競技のトレーナー活動−ボート競技における障害と予防の対策− 藤森彰人、丸山剛、宮坂卓冶、野口邦冶、大森省吾 長野県中学校体育大会中信支部における救護活動報告 武井丈尊、荻上良尚、竹内泰二、須賀貴司、小澤成幸、今村和久、保尊伸昭、高田保、関崎浩 第33回すすき川元旦マラソン活動報告 関崎 浩、須賀 貴司、荻上 良尚 2005年度シーズン・トレーナー活動報告−高校野球の専属トレーナーとしての意味− 安藤 公規 第60回国民体育大会(おかやま国体)少年女子バレーボール競技帯同トレーナー活動報告 齊藤 和利 ポートランド州立大学での活動報告 小高 行雄 |