JATAC|特定非営利活動法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会

特定非営利活動法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会
Nonprofit Organization Japan Athletic Trainers Association for Certification

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2010年11月01日

第16回米国研修

2008年8月29日金曜日、米国アスレチックトレーニングと人体解剖実習の研修のために、総勢17名が新東京国際空港を発った。JATACが毎年行なっている恒例のwork shopで、団長として同道するのは2回目になる。今回は加瀬建造先生が主宰する自然カイロプラクティックサイエンス協会とのコラボレーションである。また、今回の企画では、従来のアスレティックトレーナーの研修に加えて、新しく人体解剖実習が加わった新しい研修となった。私も過去数回の人体解剖実習を経験しており、今回の米国でのその実習のやり方等には大変興味を持っていた。

現地時間8月29日(金)午前8時30分頃、無事ポートランド国際空港に到着し、今回いろいろご指導を受けるポートランド州立大学のJim Wallis先生の出迎えを受けた。そして、オレゴン州の名勝である源流ラーチ・マウンテンから垂直に189メートルもの高さを流れ落ちる、年間を通して水の流れる滝としてはアメリカ国内で2番目に大きなマルトノーマ・フォールズと名所旧跡のVista House(見通しの家)を案内して頂き、宿舎であるPSU(Portland State University)のビジターハウスOndineへ到着し、16時30分よりPSUのスタッフと我々メンバーの歓迎宴を兼ねた懇親会が催された。

8月30日(土)は大学アメリカンフットボール観戦で、これから始まる研修会に向けての体勢づくりとなる。今回お世話になるPSUとWest Oregon Uの対戦であった。結局PSUが勝利を得たが、アメリカの生のフットボールをはじめて観戦し、チヤリーダーの応援や生の演奏も加わり、アメリカ人独特の熱狂的な応援ぶりなど、迫力ある競技大会を目の当たりにして感動を覚える。8月31日(日)いよいよ研修に入る。別表(次頁)のようなスケジュールで、内容豊富なレクチャーと実習が進んでいく。研修生の我々も熱心に研修に勤しんだが、この企画でGary Brodwics教授、Jim Willis准教授、そしてLarry I Crawshaw教授をはじめとする総勢13人のスタッフによる献身的な講義と実習に感動を受けながら、心から感謝を申し上げる次第である。私は前回5年前の2003年に訪問し、その時も大変素晴らしいレクチャーや実習を受けたが、今回はさらに奥深い実の濃い内容であった。一つ一つをここで詳しく説明したいところだが、紙数に制限もあるので省略させて頂くが、とにかく何度感謝の意を表しても表し足りない素晴らしい交流と研鑽であった。

PSUでの研修も9月3日(水)午前11時30分で終了し、次の研修である人体解剖実習に臨むためにAm Track(アメリカ鉄道)でSeattle(シアトル)へ移動した。はじめてのアメリカ鉄道の約4時間の旅であった。9月4日(木)8時過ぎ、解剖実習会場であるBastyr University(バスティーユ大学)に約40分かけて行く。この大学のキャンパスも素晴らしい林間の中にあり、環境の良い素晴らしい大学である。解剖実習室へ到着し、事務員の説明を受け、その後は我々だけで6献体を対象に実習が始まった。今まで当大学の学生実習で利用された後の献体であったために多少古くなった献体ではあったが、各自興味のある解剖部位を自由にメスを使って細かく検証するとともに、時には加瀬先生を中心としたレクチャーも加わり、9月6日の午前まで熱心な解剖実習を経験することが出来た。残念ながら、写真撮影は原則禁止されているために、この報告書にはプレゼンテーション出来ないが、解剖書などの印刷物とはまた違った体の神秘な仕組みの事実を見出せた実習であった。日本においては、おそらくこのような実習は不可能であろうと思う。さすがにアメリカだからこそ出来る実習と思われるが、日本でもこのような解放的な解剖実習ができれば、いろいろな知識、学術的深さをえることができるだろうと感じる。

以上、今回の研修旅行は大変実りあるものとなった。PSUでのアスレティクトレーナーの研修とBastyr Universityにおける人体解剖実習の11日間の研修は大変有意義な研修旅行となった。今後もこの研修が継続することを願うが、この間、いろいろお世話になったPSUのスタッフとBastyr Universityに改めて心から感謝を申し上げると共に、この素晴らしい企画を組んで頂き、いろいろ研修生のご面倒を献身的に見て頂いた菊地先生や加瀬先生、そしてJATAC副会長の片岡先生、また参加された全研修生の皆様に心より感謝申し上げたい。(文責 増原光彦理事)
※この報告はニュースレポート45に掲載したものです

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ポートランド到着後、まずはコロンビア渓谷へ。
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Welcome Dinner。右端は新しい日本人学生トレーナーのYoji君。
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フットボールゲームは大味な試合だったためつい視線はチアガールに・・。
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宿舎での懇親会に仕事を終えたJimがワインを片手に合流。
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講習1日目。まずはDuaneの「下肢のバイオメカニクス」。
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つづいてJimの「膝の評価」。これは誰の膝でしょう?
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PSUのトレーニングルームで記念撮影
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2日目はGaryの講座。トレッドミルを使ったVO2maxの測定。
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見よこの胸板!さすがカヌーのチャンピオン。皮脂厚測定より。
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いつものバーで行われたアダルトチーム(Over40)のミーティング
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懇親会ではありません。アルコール摂取の体温への影響を調べています。
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もちろんテーピング実習も行いました。微笑ましい光景です。
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クライオセラピー実習中(笑)夜に備え焼けた肝臓を冷やしています。
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ゴムチューブを使ったトレーニング。見本は日系の女子サッカー選手。
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やはりこの研修にこの写真は欠かせませんね。
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日程の都合で一日早いガーデンパーティ。今年も盛り上がりました。
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「似た者夫婦」って英語でなんて言うのでしょうか?
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落ち着きのない・・・もとい、少年の心をもった大人達。
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講習最終日。Randyによる「機能的動作テスト」。。
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午前中で講習を終え、ユニオンステーションへ。
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今回は、初の電車によるシアトルへの移動でした。

研修旅行記

今回三回目の米国研修の参加でした。加瀬先生率いるANCSの方々ともご一緒でしたので研修中にキシオテ−ピング・冷却療法の理論をいろいろと御教授して頂き大変勉強になりました。今回私にとって一番の目的だった解剖実習もとても勉強になりました。過去に何度か体験している分抵抗はありませんでしたが、4日間12時間という長い時間でどれだけ見れるか全く想像がつきませんでした。

まず初日は各献体の死因疾患と表層筋の走行を確認し、それぞれ微妙な走行の違い、筋肉量の差異より見分けにくい箇所もあり、解剖初体験の先生と一緒に参考書と照らし合わせて再確認…忘れてる事も多々あり反省です。そして昼休みに校内にある素敵なハ−ブ園を散策し、癒されながら園内にあるベンチで寝てしまい、ある先生に起こされました。ニ、三日目は各関節に絞り観察をしました。献体は関節の磨耗や関節周囲筋の衰退がかなりみられ、思わず自分の膝を撫でそうになりました。それから私が一番確認したかったトウ骨手根関節の関節円盤(TFCC)がどのような状態か確認したく観察を進めました。最終日、前日にTFCCを確認しようと探していた献体になかったので、再度他の献体にて調べましたが、確認ができず残念でした。しかし他の先生方が六大関節を始め、足関節の靭帯、距腿関節面、踵舟関節面を調べていたのを拝見し細かい説明をして頂き理解が深まりました。特に股関節は可動域が広範なだけあって殿筋の厚さや周囲靭帯の強靭さを改めて知らされました。

日頃イメージしにくかった患部や治癒になりにくかったり痛みがなかなかとれない部位を観察し理解を深めることはとても重要なので、解剖実習に参加できてイメージが描きやすくなりました。そして、加瀬先生・増原先生をはじめ、参加された先生方に御教授して頂いてから治療において色々な見解を描けるようになりました。特に筋膜は無視できない存在になり、今までの中で一番勉強になりました。これを機会に今後もご指導して頂きたいと思いました。(文責 山田美奈子 愛知支部)
※この報告はニュースレポート45号に掲載したものです

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世界の車窓から。今日はポートランドからシアトルをお届けします。
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シアトルの滞在先。3年前にも利用したモーテルです。
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少年の心をもった大人達2。
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解剖実習さきのバスティーユ大学の正門前で。
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州立公園内にある素晴らしいキャンパス。反対側には湖。
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大学付属病院も見学。日本人ドクター(高倉さん)が勤務しています。
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実習中の写真撮影は禁止。残念ながら実習風景はお見せできません。
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野球観戦前に、マリナーズのトレーニングルームを見学。
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試合開始まで時間があったので球場脇のバーに。大混雑。
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今年はバックネット裏で観戦。後ろの席に偶然ヤンキース投手の母親が(オレゴン州在住)。
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松井秀喜も元気に出場。やはりリベラのカッターは絶品だね。
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ウォーターフロントのサンセット。天候に恵まれ素晴らしい研修でした。
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