JATAC|特定非営利活動法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会

特定非営利活動法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会
Nonprofit Organization Japan Athletic Trainers Association for Certification

スポーツ外傷・障害予防の立場からスポーツを支えるために NPO法人JATAC事務局
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2010年11月01日

第13回米国研修

夏恒例の米国アスレチックトレーニングセミナーが、オレゴン州ポートランド市で開催された。今回で13回目を向かえる研修には、片岡幸雄団長(本協会副会長)以下、佐々木泰介会員(新潟支部)、高間敦子会員(岐阜支部)を含む総勢10名が参加。昨年とは打って変わって少人数で行われた今回の研修は、「少人数」という利点を最大限活用し、初めての西海岸3都市(ポートランド、シアトル、ロサンゼルス)周遊等、充実した内容となった。

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空港からすぐにマルトノマの滝へ
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VO2maxを現役中距離選手が測定
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ストレングス実習
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やはり基本は足関節のテーピング
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バランスボードを使った動きの評価
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膝関節の障害と評価
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ほぼ満員のセーフコフィールド。マリアーノリベラのカットボールに感動。
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Bullpenで日米教授会談。話の内容は放送コードに引っ掛ります。
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彩子さんの子供を抱いてうっとりする某千葉大学教授
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LAでは最初にサンタモニカに行きました。
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UCLAの広大(広すぎ)なキャンパス。
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ダウンタウンディズニー(アナハイム)にて。佐々木先生長旅お疲れ様でした。

研修旅行記

8月28日(日)正午(日本時間)、恒例のオレゴン研修のために真夏の成田空港に参集した。今回の参加者はJATAC会員2名を含む柔整師3名、千葉大学スポーツ科学専攻学生5名、菊地事務局長と団長の小生を含め総勢10名のメンバーであった。以下日程に沿って研修内容を思い出して見聞記としたい。

  • 8月28日(日)
    ポートランド国際空港では例によってジム先生のお迎えを受けた。空港から大学のあるダウンタウンへ向かうと思いきや、ジム先生、早速オレゴンのすばらしい自然観光に連れて行ってくれた。参加メンバーは大喜びであった。これも少数メンバーのお陰か。その夜はウィラメット川に浮いて建っているすてきなレストランで夕食、夕日の美しいウィラメットリバー沿いの景色は何ともすばらしい。訪れるたびに仕事を離れてゆっくりと滞在したい気持ちになる。
  • 8月29日(月)
    いよいよワークショップの初日、午前中はGary Brodowicz教授の運動生理学実習であった。最新の分析ソフトを使用した最大酸素摂取量と最大パワーの測定である。被験者は幸いにも千葉大学の陸上部の学生がおりNo Problem。午後はCSCSのScott先生による最新のストレングスandコンディショニング理論と実習、さらにRick氏のスポーツ装具(特にアメリカンフットボール)の意義と実際であった。最後はテーピング実習(アンクル)であったが参加者の生き生きとした実習態度に感心した。
  • 8月30日(火)
    午前中はRandy先生のFunctional Conditioningの実技で、日本ではみられない実に多彩な内容だった。小生もかなり疲れたがとても勉強になった。午後はフットボールやバレーボールの観戦(ATの仕事を観察)と練習後のトリートメントの観察であった。それにしてもアメリカの大学アスリートの逞しい肉体には感心する。殆どの選手が推薦入学のトップアスリートだとか。夜は久しぶりにジム先生、JATACメンバーと日本食で一献。
  • 8月31日(水)
    いよいよ講習3日目を迎える。今日は皆、朝から浮き浮きしている。午後はシアトルへ出かける日である。午前中は、Jonathan先生による膝のスポーツ傷害の評価と診断技術、Duane先生のACL予防の講義と実技である。今回の参加者は膝障害のモデルに事欠かない。小生も早速長年の膝障害を診断して戴いた。最後は再びテーピングの実習(ニー)である。相変わらず皆さん積極的。午後、いよいよシアトルに向けて出発。ドライバーはJATAC会員でポートランド州立大学の大学院生小高行雄氏、ジム先生に特別許可を戴いて小高さんをつれてゆく。約3時間の短い旅だが実に楽しくリラックス、シアトルのホテル(モーテル)に着く。途中ウォーターフロントの市場で寄り道、買い物を楽みながら歩いてシアトルMARINERSの本拠地セーフコ球場へ。いよいよMARINERS(イチロー)とYANKEES(松井秀喜)の対決である。初めての大リーグ観戦で学生たちは興奮する。JATACメンバーもビールを飲みながら興奮。残念ながらイチローも松井秀喜もヒットなし。MARINERSの本拠地でYANKEESを応援する菊地事務局長、周りの観客の目が何となくきつかった。試合終了後、再び徒歩で1時間ほどかけてホテルへ帰る。ホテルでは隣室のカナダから来たアベック旅人2組がドアオープンでビールを飲んでいたので日本酒を勧める。同室の佐々木先生(新潟支部)が得意の英語で談笑していた。ちょっとした夏の思い出。
  • 9月1日(木)
    ポートランドへの帰り道、観光を楽しみにしていたが、ドライバーの小高さんがお昼までに大学へreturnしなければならなくなった。9時頃一路ポートランドへ向けて一直線。その代わり今夜は、参加者全員とジム先生ご夫妻を囲み有名なステーキレストラン”Jakes" でディナーと相成った。
  • 9月2日(金)
    いよいよ研修の最終日、午前中は有名なシューズmakerのNIKEの本部を見学する。相変わらずすばらしい施設である。有名なメダリストの展示など実に興味深く書物でしか知らない歴史の実物が目の前にあるなんて何と素晴しきかな。ナイキ食堂で昼食、従業員ショップで買い物(とにかく安い!)をして帰還する。午後は、最後の実習であるテーピングの実習(上肢など)、講師の先生方を交えて張り切って最後の実習を行う(かなり上達?)。米国のATCのテーピングのうまさにいつもながら感心する。ついに研修終了。夕方、ジム先生宅で行われる楽しいガーデンパーティへ向かう。ジム先生とご家族、ご両親、Gary教授、Randy先生など講師陣などすべてが参集し夕暮れの中、楽しい野外パーティが始まる。思い出一杯の6日間だった。講師との楽しい語らい、めいめいが再会を約束していた? 念願の修了書を授与される。

今回の研修は幸運にもMARINERS(イチロー)とYANKEES(松井秀喜)の対決ゲームがありジム先生に半日研修をカットして戴いてシアトル1泊旅行を敢行した。参加者には良い思い出になったようだ。来るたびに研修内容にいろいろと工夫があり決して飽きない研修会である。ジム先生にはとくに感謝を申し上げたい。(文責 片岡幸雄 団長)

※この文章はニュースレポート第33号に掲載したものです

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