JATAC|特定非営利活動法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会

特定非営利活動法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会
Nonprofit Organization Japan Athletic Trainers Association for Certification

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2010年11月01日

平成16年度 支部研修会報告レポート

埼玉支部 研修会報告(平成16年12月4日開催)

今回の研修会は参加者26名で、エアロビのスタジオを借り切って行いました。参加者全員ジャージ姿で実技中心の講義でした。トータルバランスコンディショニング(以下TBC)と称された研修会ですが、研修会名を聞いただけでは、何をするのかピンとこないと思います。TBCは「筋肉のバランスと静的・動的アライメントを変えることを出来るか」ということを追求したコンディショニング法です。

TBCの最大の目的はウィークポイントの克服、動きのバランス調整です。ウィークポイントを見つけるという課題に対し、まずは立位で足をそろえ静的アライメントをチェックすることから始めました。前額面では骨盤の高さ、脊柱の側弯、骨盤回旋、肩の高さ等を、矢状面では脊椎の彎曲、骨盤傾斜、肩甲帯の位置などをチェックします。次に柔軟性をチェックしていくのですが、これが意外に難しいのです。ただ堅い、やわらかいと評価するのではなく、検査する手をセンサーのように神経を研ぎ澄まし、筋肉の緊張を感じるところ(ある意味エンドフィール)の角度で評価します。当然、筋肉の柔らかい人は緊張感を感じることなくROMはFULLとなりますが、そういった場合この筋肉は「ルーズ」と評価するようです。ルーズな部分は筋収縮しづらいため、他の筋肉に代償運動が起こります。反対に堅い(タイト)筋肉は収縮しやすいのですが、こういった筋肉は過使用性拘縮という状態になることもあり、やはり「ウイーク」になっていくようです。

静的アライメント、柔軟性をチェックしたら、次はステッパーに乗せ動的アライメントを見ます。そのときの骨盤傾斜、重心移動をチェックします。このような段階で体をチェックし代償運動を見つけ、ウィークポイントに対しエクササイズを処方していきます。タイトな筋肉にはストレッチが有効ですが、ターゲットとなる筋肉のストレッチ感がない場合、一つの方法にとらわれず、その筋肉が伸びやすいようなポジショニングにすることが大切だと講師の先生がおっしゃっていました。ストレッチ方法も数多く紹介していただけました。バランスをチェックする方法としてバランスボールも使用しました。バランスボールは、エクササイズとしても活用でき、そのバリエーションの多さには非常に驚きました。

この研修会で全体像を把握することがいかに大切なことであるかを改めて考えさせられました。この考え方は、そのまま現場に使えるもので、トレーナーのための指導方法でもあるのではないかと思いました。(文責:金井英樹)

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福井支部

1月9日から寒波が入り、夕方からは今年初めての大雪にみまわれた中、第24回北信越ミニバスケットボール大会が福井県で行われ、その救護活動に参加しました。

  • 参加人数:北信越5県より男女24チーム 約360人
  • 活動場所:福井県運動公園体育館(3名)、福井市営体育館(3名)
  • 活動時間:8:00〜終了まで
  • 活動内容:救護、テーピング、ストレッチ、スポーツ外傷・障害予防の相談等

終了後意見交換を行い、今後の福井支部の活動について、3時間にわたり熱く語り合うことが出来ました。現在は各自が個々の活動をしているため定期的な活動は難しいが、各会員から要請があった時や年に1,2回は集まってボランティア活動を行い、その後色々情報交換や意見交換を行いたいということで終わりました。今回を第一歩とし、近県から要請があった時も声を掛け合い、協力が出来る体制を作っていければと思います。(文責:齊藤和利)

福岡支部

今回は森永製菓株式会社健康事業部九州営業所の山崎所長を招きスポーツ栄養学(基礎編)を講演していただいた。事前申込みの時点で反響が大きかったため教室を大講義室に変更したにも関わらず、当日は他県の会員の参加もあり立ち見も出るほどであった。講義に先立って森永が行っているウイダーのアスリートサポートがスライド等で説明された。企業の行う大きな事業内容に多くの会員が興味を示していた。

講義は「サプリメントとは?」から始まり、5大栄養素や正しい食事の組み合わせ方などがレクチャーされた。ここである程度知識のある会員は再復習の場となり、初めての会員にとってははおおいに基礎の勉強になったと思われた。中盤は筋肉作りで大切な5つのポイントや子どものための食事及びお奨めのサプリメント、高齢者のトレーニング、シニアのための食事及びサプリメントなど会員が日常臨床の場で遭遇する(患者からの質問)事項などがタイムリーにレクチャーされて、皆とても熱心に筆をとっていた。後半は質疑応答となり、ここでも会員から多くの質問が出されたにも関わらず、山崎所長には時間が終了しても丁寧にお答えいただいた。

今回は会員のニーズにあった講義となり、満足のいく講習会であったと思う。会員の関心の高さとニーズに応じて、スポーツ栄養学(応用編)を計画している。(文責:吉塚亮一)

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